東京都知事に小池百合子氏3選 実績評価「重責痛感、都民守る」
任期満了に伴う東京都知事選は7日投開票され、無所属現職の小池百合子氏(71)が、無所属新人の前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)、無所属新人の前参院議員蓮舫氏(56)らを破り3選を果たした。小池都政2期8年の評価や少子化、災害対策が主な争点となり、小池氏を自民、公明両党と地域政党「都民ファーストの会」が支援、国民民主党都連が支持した。投票率は60.62%で、前回を5.62ポイント上回った。 【写真】東京都知事選で、同一のポスターが張られた掲示板 20日
小池氏は都内の事務所で「3期目の都政のかじ取りを任され、重責を痛感する。東京大改革をバージョンアップし、都民の命と暮らしを守る」と決意を述べた。 小池氏は高校授業料の実質無償化や、0~18歳に月5千円を支給する「018サポート」など子育て支援策の実績を強調。さらに「東京大改革3.0」として、子育て世代の家賃負担の軽減や無痛分娩への助成制度新設を公約に掲げ、支持を集めた。 蓮舫氏を立憲民主、共産、社民の各党が支援し、当初は事実上の与野党対決とみられていたが、政党の支援を受けない石丸氏も上位争いに加わった。