財布の中の「新1万円札」が「38万円」に!? 紙幣が“高値”で売れる条件とは? チェックポイントを解説
2024年7月3日に新紙幣の発行が開始されました。すでに手に入れた人も多く、珍しいとはあまり感じなくなってきたかもしれません。身近になった新紙幣ですが、実は特定のお札は、額面よりも高値で売買されていることを知っていますか? 本記事では、特定のお札が額面よりも高値で売買される理由や、その紙幣の特徴を解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
お札の額面よりも高値で売買される理由はコレクション性
お札には「記番号」と呼ばれる、アルファベットと数字を組み合わせたものが、お札表面の左上と右下に印刷されています。 アルファベットと数字の並びは決まっており、アルファベット2文字+数字6桁+アルファベット2文字の計10文字で構成されています。これは背番号のようなもので、お札ごとに異なる記番号が印刷されています。アルファベットや数字の組み合わせによって、お札のコレクターに人気の記番号があり、オークションなどで高値で売買されています。
実際の取引額は記番号の希少性によって異なる
主に次のような記番号は希少性があるとされ、人気があります。 ■AA券 記番号がアルファベットが先頭1文字+末尾1文字だった時代には、先頭と末尾のアルファベットが両方Aのものが「AA券」と呼ばれていました。2024年7月3日から発行されている新紙幣では、アルファベットは先頭2文字+末尾2文字となっており、先頭の2文字が「AA」の場合にAA券と呼ばれているようです。 ■若番 若番は、6桁の数字のうち、000001~000009のように数字が最後の1桁のみで、それ以外が0のものです。特に000001は希少価値が高いとされています。 ■ゾロ目 ゾロ目はその名の通り、6桁の数字が全て同じ数字で揃っているものです。中でも777777はラッキーセブンと呼ばれ、価値が高くなる傾向があります。 ■キリ番・サンドイッチ・階段 次のような数字の並びは、それぞれに呼び名がつけられ、価値が高めに評価されています。 ・キリ番:6桁の数字がキリの良い数字となっているもの。例)100000、200000、など ・サンドイッチ:1、6桁目が同じ数字かつ2~5桁目の数字が揃っているもの。例)600006、655556、など ・階段:連続した数字の組み合わせとなっているもの。例)123456、654321、など これらの組み合わせによって取引額は大きく異なります。10月21日時点で、Yahoo!オークションにおいて高額で落札された例は次の通りです。 ・AA券+ラッキーセブンの1万円札:落札額38万4000円 ・AA券+階段012345の5千円札:落札額12万7222円 ・AA券+若番000001の千円札:落札額12万6000円