【RIZIN】上田幹雄、衝撃の”ゼロ距離KO”は空手と「MMAの融合」大巨人エドポロキングには「デカいだけじゃなかった」
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催された『RIZIN DECADE』の『RIZIN.49』の[RIZIN MMAルール(120.0kg)]で、韓国2階級王者キム・テイン(韓国/ROAD FC)に2R 上段ヒザ蹴りで一撃KO勝利した上田幹雄(BRAVE)が試合後インタビューに答えた。 上田はフィニッシュのヒザ蹴りは、MMA初戦でKO負けした高阪剛氏と練り上げたものと明かし、同じヘビー級戦で、鮮烈KOデビューしたエドポロキングには「デカいだけじゃなかった。いずれやるんではないか」と評価した。 【フォト】上田のド迫力の激闘!ヒザ蹴りKOの瞬間も! 上田は極真会館の元世界王者。MMA3勝(3KO)2敗で、今回は韓国総合格闘技イベントROAD FCで全試合KO勝利でヘビー級&ライトヘビー級の2階級王者テインと対決だった。 試合は、テインのテイクダウンも上田は立ち上がり、蹴りで応戦。しかしアマボク無敗の経歴も持つテインがパンチで猛打を振るう。 2Rにコーナーでの差し合いの中、上田が組んだゼロ距離から顔面ヒザ!テインのアゴを捉え、ガクリと崩れ落ち、レフェリーがストップした。 上田は試合後インタビューに答え、フィニッシュのヒザ蹴りは「空手からやっぱり接近戦でも、遠い間合いでも蹴れたり、パンチ打ってたりはするんで。それを高坂(剛)さんと稽古していく中で、うまくMMAに融合できてきたかなと思ってる。とっさに出た」と現在高坂氏と練習しており、その中で作り上げた”空手との融合技”だと明かす。 前戦はポーランド強豪コバルチェクに倒され一本負けしたが、今回上田は「勝ったことよりも、寝かされても立つことが何回か出来たことのほうが、自信になった」とこれもMMAにアジャストしてきたことを喜ぶ。 これも高坂氏との練習で飛躍したことであり、倒されても「寝かされた状態から立つというのを、ひたすら5分間続けたり。疲れた所から動くと言う練習を今回してきた。僕の場合疲れてるとこの前の試合みたいになってしまっていたので、そこも改善出来て、冷静だった。相手の顔が疲れていたり、蹴られた時にふっ(息がもれる)ってなっていて。立てたら大丈夫かなと冷静に判断できた」ときつい練習が、試合の中の判断に繋がったとのこと。 また「ヘビー級のベルトを作ってほしい。日本人対決というより、トーナメントの中で日本人同士の決勝をやって、僕が勝っていくのが理想。コバルチェク選手など、ヨーロッパの強い選手とやっていきたい」と25年は世界と戦い勝ってゆくスタートにしたいと言う。 その”強い日本人”として、今回貴賢神に1R ヒザ蹴りKO勝利したエドポロキングなども入ってくると思われるが、上田はエドポロキングについて「前の記者会見では、デカいだけって言ったんですけど。デカい中にも躍動感があって強かったから、 いずれやるんではないかと思いますけど、今ではないかな」とまだ早いとする。 理由としては「さっき言ったように、世界の強豪と戦って、RIZINが世界へ向けて凄いと見せる立場でもあると思う。今は日本人同士でやる必要はないかな」と世界を相手にしたいからだと言う。 しかし「本当にデカいだけじゃなく強かった。いずれ多分、トーナメントとかになれば、良いところでやるんじゃないかと。楽しみです」と未来の対決を待つとした。