「イビサ島に7泊させたい。ベッドと朝食付きの判定」スペイン紙が日本戦のVARチームを“VIP待遇”。2発の俊英は「カミカゼ」と表現【パリ五輪】
「フットボールにおけるNASAが発見」
3年前はマルコ・アセンシオ、そして今回はフェルミン・ロペスにしてやられた。 U-23日本代表は8月2日、パリ五輪の準々決勝でU-23スペイン代表と対戦。11分と73分にフェルミンに強烈なシュートでネットを揺らされた後、終盤にCKから1点を追加され、0-3の大敗を喫した。前回の東京五輪の準決勝で、0-1で敗れたリベンジを目ざしたが、返り討ちに遭った格好だ。 【画像】まさかのゴ―ル取り消し!細谷がオフサイドとなった瞬間 ほぼ1人で勝負を決めたと言っていい、フェルミンの知名度が日本で急激に上がるなか、スペインの大手紙『MARCA』が「フェルミンはカミカゼ」と題した記事を掲載。バルセロナ所属で、今夏のEURO優勝メンバーでもある21歳を特集している。 「欧州チャンピオンであることだけに満足しないスペイン代表MFは、全ての答えを出した。本来であれば休暇を取るタイミングで、彼は日本陣営に傘をさした。スペインはイメージアップしたメダル街道を突き進む。フェルミンがいれば、あらゆる状況が変わってくる。 カタール・ワールドカップで我々の盾を打ち砕いた相手を飲み込むのは決して容易ではない。日本に対する指南書には、問題なく倒すためのページはない。ただスペインは、2ゴールを決めた勝利の立役者であり、全ての攻撃的フットボールを司る、フェルミンという状況を打開できる人物を見つけた」 同紙はまた、細谷真大にネットを揺らされたものの、VARチェックの末、かなり際どいオフサイドで難を逃れた場面に着目。自分たちを救った判定に強い感謝を示している。 「フットボールにおけるNASAが、日本人選手の足がオフサイドである事実を発見した。VARチームをイビサ島に7泊させたくなるような、ベッドと朝食付きの判定だった」 スペインからしてみれば、VARチームも含めて“英雄”と言えるかもしれない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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