中国の小米がEV市場参入、初のEV「SU7」発売-約450万円から
(ブルームバーグ): 中国のスマートフォンメーカー、小米(シャオミ)が競争の激しい電気自動車(EV)市場へと参入した。積極的な価格設定で同社初のEV販売に乗り出す。
同社の共同創業者、雷軍氏は28日、北京で開催したイベントで「SU7」を披露し、戦略を説明した。基本モデルは21万5900元(約452万円)、上位モデルの「SU7マックス」は29万9900元となる。小米は4月末までに大量の納車を開始することを目指しており、予約注文には冷蔵庫内蔵などの追加特典を用意した。
小米にとってEV参入は、高い期待を背に100億ドル(約1兆5100億円)の予算と複数年の歳月をかけた取り組みの集大成だ。小米は多くの面でテスラの「モデル3」をベンチマークとし、上位モデルでは独ポルシェのEV「タイカン」と肩を並べることを目指したと雷氏は語った。スマホメーカーとして競合し、同じくEV開発を目指したアップルについて「断念するとは思わなかった」とも発言した。
同社はその後、SU7モデルの予約注文が発売から27分で5万台を超えたとソーシャルメディアへの投稿で明らかにした。
原題:Xiaomi Enters Cutthroat EV Race With $29,900 SU7 Series (1)(抜粋)
--取材協力:Jacob Gu.
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