国学院大、史上6校目の3冠達成に黄信号…往路重視に切り替えたオーダーが不発
2日の箱根駅伝往路は、青学大が2年連続で制した。3区終了時では3位だったが、4区太田(4年)と5区若林(同)が連続区間賞で、一つずつ順位を上げて逆転勝ち。若林は区間新記録を樹立した。中大は1区吉居(3年)に加え、3区本間(2年)も区間賞を獲得し、2位に食い込んだ。5区工藤(2年)が3人を抜いた早大が3位。大学駅伝3冠を目指す国学院大は6位だった。 【一覧】 国学院大のエントリーメンバー16人&区間配置
首位から5分25秒差の6位
今季の出雲、全日本を制した国学院大が首位から5分25秒差の6位とつまずき、史上6校目の3冠達成に黄信号がともった。エース平林(4年)が2区8位で順位を二つ落とし、「自分の弱さ」と悔やむと、主力をつぎ込んだ3、4区でも青学大との差を詰められず、5区高山(3年)は区間14位のブレーキとなった。6区を予定した後村光星(2年)が約2週間前に故障。往路重視に切り替えたオーダーが不発に終わり、前田康弘監督は「切り替えて前を追っていくしかない」と受け止めた。