今までの大型シェルターは何だったのか? 高さ2m超えのタープ一体型「2ルームテント」がガチでヤバい
梅雨明けとともに猛暑が到来し、いきなり夏キャンプモード全開です。先立ってアウトドアファン待望の「東京アウトドアショー2024」が開催されました。今年は単独での開催となり、有名アウトドアブランドや注目のガレージブランドなどが多数出展。テントメーカーも幕張メッセ会場内に多くのテントの花を咲かせました。ソトラバ編集部が注目したのは「TOKYO CRAFTS」(トウキョウクラフト)の2ルームテントです。 【写真】大型シェルター&2ルームテントの使い勝手と機能性を見る(全8枚)
2ルームでトンネル型ドーム仕様が革新的
TOKYO CRAFTS自身、最高傑作と誇るウイングフォート。発売早々に好評を博すヒット作で、予約販売ですでに在庫切れ状態という人気ぶり。納品待ちユーザーの手元にいち早く届けられるようフル回転中とのことです。 ファミリー&グループのキャンプでは、従来はリビングと寝室が別れた2ルームテントや2ポールテント、あるいはドームテント+タープというセッティングが定番だったかと思いますが、同社のウイングフォートは2ルームシェルターならではの設営バリエーションの多彩さをフルに活かし、居住空間をトンネル型ドームテントにすることで、2ルームテントとドームテントそれぞれの長所を持った、まったく新しい2ルームテントとなっています。 完全防水のパネルを跳ね上げた状態で内側をフルクローズ/フルオープン/メッシュに切り替え可能とした独自の二重構造により、急な天候の変化にも即座に対応できるオールラウンドシェルターです。しかもリビングとしての有効面積がかなり広いにもかかわらず、クルマを入れても8×8mのサイトで余裕のレイアウトが可能という使い勝手の高さも見逃せませんね。
大人が立てる天井高と耐風力もレベチで高い
独自の二重構造に加え、アウターパネルは天井と一体型で雨の浸入をシャットアウト。広々リビングはインナーテントを取り付けた状態で4人が快適に過ごせるスペースを確保し、インナーテントを取り外せば、いきなり最大10人程度での宴を楽しめるそうです。それも大人が立って歩ける210cmの天井高のメリットが大きく、圧迫感を感じないことも魅力です。 ちなみにテント本体は耐水圧2000mmの75Dポリエステルタフタリップストップを使用し、天井部には耐水圧5000mmの210Dポリエステルオックスの生地を採用しています。その上で耐風テストは跳ね上げ時で最大風速20m/s、クローズ時最大風速25m/sのテストをクリア。必要にして充分以上のスペックを誇ります。 付属のインナーテントは出入り可能な前後2箇所のドアと3箇所のベンチレーターを設置し、メッシュ/クローズ/フルオープンの切り替えを実現しています。このインナーテントは吊り下げ式なので、設営も簡単。しかもサイズはテント内天井高で195cm、幅275cm、奥行き210cmを確保しており、最大4名の就寝が可能です。 なお、価格は9万9800円(税込)となっており、多人数のファミリーキャンパーには大いに魅力のある候補の一つになるのではないでしょうか。
ソトラバ編集部