エル・クラシコで見えたバルサとマドリーの不安要素【現地発】
各ポジションで相手を上回り、フットボールで完勝を収めたソシエダ
初のクラシコでバルサを粉砕する2得点を決めたベリンガム。この若きイングランド代表MFは凄まじかったが…。(C) Getty Images
アルグアシル監督率いるソシエダが、CLの舞台で魅力的なフットボールを見せている。一方でスペインが誇る二大巨頭が激突したエル・クラシコは、エモーショナルな展開とは裏腹に、総じてクオリティーが低い一戦だった。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2023年11月16日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ3節、レアル・ソシエダはアウェーでベンフィカ・リスボンに1-0で勝利した。この結果、インテル・ミラノと勝点7で並びグループDの首位に立っている(編集部・注/ソシエダは続く11月8日の4節ベンフィカ戦に3-1で勝利し、インテルとともに決勝トーナメント進出を決めた)。 ラ・レアル(ソシエダの呼称)の勝利は順当だった。技術力の高さと、プレーの共通理解を基にしたコン
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