●日本には美味しくて珍しいローカルフードがたくさんありますが、今回は、高級スーパー『成城石井』で発見したちょっと不思議な“かりんとう”をご紹介しましょう。

愛媛のローカルおやつ「ポリポーリ」1袋280円

　成城石井で発見したこの「ポリポーリ」。その可愛いネーミングと、“甘くないかりんとう”という説明に惹かれて購入してみたところ、これが止まらなくなるほど美味しかった！ 塩味、チーズ味、カレー味の3種類あって、どれもお酒のつまみにぴったりなのです。 “里芋”のかりんとう「ポリポーリ」の関連画像

『成城石井』の棚で見つけた「ポリポーリ」1袋40g入り280円。フレーバーは、塩、チーズ、カレーの3種類

　イモのかりんとうといえば、さつまいもを使った「芋けんぴ」が有名ですが、この「ポリポーリ」は、愛媛県産の「伊予美人」という里芋を使っているのが特徴。砂糖不使用で、米油で揚げてあります。 　この伊予美人、どんな里芋かというと、「全農」の説明によれば、“白くきめ細やかで、柔らかい肉質。丸々として形が揃っており、ねっとりと粘りが強く、濃厚な甘味があり、味にクセがなくて、どんな料理にも合う”とのこと。 　その伊予美人を使った「ポリポーリ」は、細長くて不揃いな形で、しかもカリッとしています。

「ポリポーリ」は細くて不揃いなところが美味しい

　一般的なかりんとうは、食べるとコーティングの砂糖が口の中に広がり、しっとりしてきますが、「ポリポーリ」は、かじるとかなりドライです。イメージとしては、イタリアのポリポリした細長いパン「グリッシーニ」に似ています。 　ただ、グリッシーニは小麦でできているのに対し、「ポリポーリ」は里芋。噛んでいると、その里芋の素朴な甘みをじんわりと感じます。これが後を引くんですよ。

まとめ

　筆者のイチオシはチーズ味。チーズパウダーの濃厚な旨味に、瀬戸内レモンがアクセントとしてプラスされていて、とっても贅沢な味わい。これからの季節のビールのお供に最高だと思います。 　愛媛のローカルおやつ「ポリポーリ」。食べたことがない人はぜひお試しを。食べ出すととまらない美味しさで、手土産にもピッタリですよ。