ラウンドワンの22年3月期2Qは主力の国内が苦戦

屋内型複合レジャー施設を展開するラウンドワン。ファミリー層の回復が課題だ。一方で、北米ではコロナ前の客足を上回る「リベンジ消費」の動きが続いている（撮影：尾形文繁）

ボウリングやアミューズメント（ゲームセンター）、カラオケ、スポーツ施設「スポッチャ」など複合レジャー施設を全国展開するラウンドワン（4680）は11月、2022年3月期の通期業績予想を大幅に下方修正した。売上高は期初計画比70億円減の990億円（前期比62.5％増）、営業利益は同54億円減の6億5000万円（前期は192億8600万円の営業赤字）としている。 2022年3月期第2四半期（2021年4～9月）は売上高413億4500万円（前年同期比77.7％増）、営業損益は46億7400万円の赤字（前年同期は143億1100万円の営業赤字）だった。 アメリカ事業は自粛の反動で、夏以降はコロナ前の実績を上回るなど14億円の営業黒字を確保したが、主力の国内事業は緊急事態宣言が打撃となった。地方自治体の要請に合わせて営業時間も短縮するなど営業制限を課され、ボウリング、アミューズメント、カラオケなどが苦戦。32億円の営業赤字に終わった。