線状降水帯で一瞬で車が浸水!体験者「車が浮きました」→プロに対処法を聞いた「発火の恐れもあり注意」
車が浸水した時、どうすべき?!プロの見解は?
今回の件に関して、車トラブル解決のプロであるJAF兵庫の方にも話を聞きました。 ーー今回の件ですが、投稿主・はがパパさんの話では、浸水後にエンジンが止まったということですが、浸水でエンジンが止まる原因はなんですか? 「水没している場合、排気マフラーが水に浸かり、スムーズな排気ができなくてエンジンが止まる場合があります。また、空気と燃料をエンジンのシリンダー内に取り込むときに水を吸ってしまうと『ウォーターハンマー』という症状になる場合があり、こうなった場合はエンジン自体が壊れてしまいます」 ーー浸水した場合、エンジンを切った方がよさそうですよね。どれぐらいの水かさになったら、車のエンジンを切るべきですか? 「JAFユーザーテストでは水深30cm走行の可否は『〇』になっていますが、運転席から見て何cmかの判断が難しいと思います。歩道と車道の段差(都市によって差はありますが約20cmと言われています)が分からなくなるくらい冠水している場合は、路肩や広い場所にゆっくり停車してエンジンを停止し、JAFなどに救援要請してください」 ーー「発火の恐れがあるため、バッテリーのマイナスターミナルは外す」というアドバイスを見たことがありますが、これはどういうことですか? 「電気系統に水が入るとショートして発火する可能性があります。手順は以下の通りです。バッテリーを外す際は、必ずマイナス端子から外す必要があります。プラス端子から先に外した場合、誤って工具とボディが接触してしまうとショートして、スパークや引火爆発の原因になるので、絶対にやらないでください」 【バッテリーの外し方】 ①エンジンを止めて車のキーを抜く ②ボンネットを開けてバッテリーのマイナス端子(通常はバッテリーの「-」マークの近くに位置しています)にあるボルトやナットをスパナやレンチで緩める ③マイナス端子(バッテリーそのものに付いているマイナスの部分)からバッテリーターミナルを外す (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・東寺 月子)
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