【パリ五輪】岡山市出身・岡慎之助選手が男子体操団体で「金」郷土勢第1号のメダルに地元は歓喜【岡山】
パリオリンピック体操男子団体で金メダルを獲得した岡山市出身の岡慎之助選手(20)。地元からも熱い声援が送られ、祝福の声が上がりました。 (森岡紗衣記者) 「岡選手の地元で行われたパブリックビューイング。深夜にも関わらず大勢が集まりパリへ熱い声援が送られます」 岡慎之助選手の地元、岡山市南区の興除地区では住民が「応援する会」を立ち上げパブリックビューイングを開催。日本時間の未明の演技開始にも関わらず、約80人が集まり熱い声援を送りました。 「しんちゃん!しんちゃん!しんちゃん!」 (岡慎之助君を応援する会 石井直美代表) 「岡選手が満足のいく演技をパリで出来ることを願っている。」 オリンピック初出場ながら予選から安定した演技を披露してきた岡。団体の決勝でもその安定感は変わりません。得意の平行棒ではチーム最高の14.866をマーク。出場した4つ全ての種目で14点以上を叩き出し、チームを勢い付けます。 迎えた最終種目の鉄棒。ライバル中国との差が3ポイント以上に広がりますが、日本はあきらめません。2人目の岡は離れ技や着地をしっかりと決め、金メダルへ望みをつなぎます。すると続く中国の選手が2回の落下で減点となり日本が逆転。最後は日本のエース橋本大輝に託します。 見守る岡の目にも涙が浮かびます。そして・・・ (橋本着地決め)日本が2大会ぶりの金メダルを手にしました。 (岡慎之助君を応援する会 石井直美代表) 「夢みたい。信じられない」 (応援した人は…) 「よく頑張った。うれしい」 「私たちも勇気をもらい、夢をかなえてくれた。ありがとうと言いたい」 「うれしいです。バンザイです。岡選手バンザイ!ジャパンバンザイ」 (岡慎之助選手) 「個人総合もミスなく最後までやりきって、1位を目指して頑張りたい」 初出場ながら堂々とした演技を繰り広げる岡、日本時間の8月1日、個人総合の決勝に出場し、2つ目のメダルを狙います。 そして、郷土勢第1号のメダル獲得を受けて、岡山県庁では祝賀セレモニーが行われました。 縦約1メートル、横約2メートルの応援パネルに記された岡選手の名前の横に伊原木知事が「金メダルシール」を貼りました。 (岡山県 伊原木隆太知事) 「本当に誇らしい。幸先の良いスタートを岡選手が切ったので(他の選手にも)続いてもらいたい」 今後もゆかりの選手がメダルを獲得した場合、選手名の横にシールを貼り、オリンピック期間中、県庁の玄関に掲げられます。
岡山放送