【MLB】アストロズが外野手補強 ドジャースから解雇のヘイワード獲得へ 今季63試合でOPS.682
日本時間8月28日、米公式サイト「MLB.com」でアストロズを担当するブライアン・マクタガート記者が関係者から得た情報によると、アストロズはドジャースから解雇されてFAとなっているジェイソン・ヘイワードの獲得が目前となっているようだ。現時点で詳細は不明だが、メジャー契約を結ぶ可能性が高いとみられており、アストロズはロースターの枠を空ける必要がある。8月末までにチームに所属すればプレーオフ出場資格を得られるため、ヘイワードは順調にいけばアストロズの一員としてプレーオフに臨むことになりそうだ。 【動画】ジェイソン・ヘイワードが代打で決勝3ランを放つ 現在35歳のヘイワードはドジャースと再契約を結んだ今季、63試合に出場して打率.208、6本塁打、28打点、4盗塁、OPS.682を記録。日本時間6月19日のロッキーズ戦で5点ビハインドの9回表に1点差に迫る代打グランドスラム、日本時間8月21日のマリナーズ戦では同点の8回裏に代打決勝3ランを放つなど、印象的な活躍を見せる試合もあったが、故障者復帰に伴うロースター整理のなかでDFA→解雇となり、結果的には決勝弾を放ったマリナーズ戦がドジャースの一員としてプレーした最後の試合となった。 攻守両面で年齢による衰えを隠せなくなっているが、メジャー通算1548安打、180本塁打、124盗塁、オールスター・ゲーム選出1度、ゴールドグラブ賞5度の実績に加え、2016年にカブスを108年ぶりのワールドシリーズ制覇に導いたリーダーシップも高く評価されており、準レギュラーの外野手としては貴重な存在。コンテンダーのアストロズが獲得に動いていることからもヘイワードの存在価値への評価の高さがうかがえる。 今季のアストロズは正右翼手カイル・タッカーが長期離脱しているのに加え、ジェイク・マイヤーズやチャス・マコーミックが期待されたほどの活躍を見せることができておらず、外野両翼の布陣が流動的になっている。ベン・ギャメルを緊急補強するなど、なんとか外野手をやりくりしているが、ヘイワード獲得で外野手の層に厚みを加える狙いがあるのだろう。ドジャースがプレーオフを勝ち上がっていけば、ヘイワードが在籍するアストロズとワールドシリーズで対戦するという展開も考えられる。