大雪山系の紅葉にひょっこりシマリス 色づきは一気にふもとへ
北海道・大雪山系の山々は29日、好天に恵まれ、黒岳山頂（1984メートル）も大勢の登山客でにぎわった。 【写真】紅葉をカメラに収める登山客=2024年9月29日午前11時21分、北海道の大雪山系 今年の黒岳の初雪は9月21日（ロープウェー運行会社）。昨年より早く、黒岳や御鉢平（おはちだいら）を囲む外輪山周辺の紅葉は終わり、一部の山肌にかろうじて真っ赤な紅葉が残っている程度だ。 ハイマツ帯の近くではシマリスが冬支度に忙しそう。石室へ下る岩場の登山道はナキウサギの撮影スポットで、愛好家たちがレンズを向けていた。 黒岳の紅葉はいまは5合目付近が見ごろ。これから駆け足でふもとへ広がり、層雲峡温泉周辺では今週末から見ごろを迎えていくという。（奈良山雅俊）
朝日新聞社
