【欧州市況】株上昇、中東情勢懸念がやや緩和-ドイツ債上げ縮小
(ブルームバーグ): 28日の欧州株は上昇。中東情勢を巡る地政学的な懸念がやや緩和した。ストックス欧州600指数は0.4%高。この日は建設、メディア関連株が上昇した。
イスラエルはイランへの報復攻撃で軍事施設を標的にしたほか、イランが同国の石油産業は正常に稼働していると説明したことから、原油が大幅安、エネルギー株も売られた。
欧州債市場ではドイツ債が上げ幅を縮小。トレーダーは米2年債入札を消化した。
フランス債はドイツ債をアウトパフォーム。 格付け会社ムーディーズ・レーティングスが先週末にフランスの長期外貨建て債務格付けを「Aa2」で維持したが、格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げたことに反応した。
短期金融市場では、12月の欧州中央銀行(ECB)の利下げは35ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)、来年末までは141bpと織り込まれている。
10月28日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Bunds Pare Gains, French Bonds Outperform: End-of-Day Curves
European Stocks Rise as Geopolitical Worries Ebb; Energy Drops
(抜粋)
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Allegra Catelli