熱いレースで美しき九州を世界へ発信 2024年大会プレビュー|マイナビ ツール・ド・九州2024
10月13日 第2ステージ・熊本阿蘇 約108km
世界最大級のカルデラと草原をめぐる絶景コース。熊本地震から復興した阿蘇神社を見ながら進むと、いよいよ雄大な阿蘇の山々へ。1級山岳の箱石峠を上ったのち、2級山岳・波野を含む小周回を3周。レース終盤は南阿蘇村のフィニッシュラインを目指して突き進む。今大会のクイーンステージとの声も高い。
10月14日 第3ステージ・福岡 約141km
玄界灘沿いのシーサイドルートと2級山岳・垂水峠を上る14kmの周回コースを9周。前日までに個人総合争いをはじめとする各賞争いが僅差だと、この周回コースでの争いが一層激しさを増す。9回目の垂見峠通過後、最終盤は針路を変えてフィニッシュ地・宗像へ。3日間の戦いのフィナーレを迎える。
UCIワールドチームも参戦
2024年大会も世界各国から17チームが集結。何といっても注目は、2つのUCIワールドチームの参戦だ。世界最高峰のチーム群の中から、アスタナ・カザクスタンチームとEFエデュケーション・イージーポストが九州に乗り込む。 アスタナは前回のチャンピオンチーム。そのときに個人総合でワン・ツーを果たしたアンドレイ・ゼイツとアントニオ・ニバリは引退したが、今回も強力メンバーをそろえて臨む公算だ。チームは現在、UCIランキングでワールドチーム中下位に沈んでおり、2025年シーズン終了時に決まるワールドチームとプロチームの入れ替えにおいて降格候補に挙げられている状況。今大会でUCIポイントを量産し、ランキング浮上をもくろむ。 EFエデュケーション・イージーポストは、今季からトップチームで走る留目夕陽が所属。アメリカ籍のチームだが、国際色豊かで経験・実績ともに申し分のない選手がそろっている。誰が今大会のメンバー入りするか、大きな見もの。 第2カテゴリーのUCIプロチームからは、コラテック・ヴィーニファンティーニとトタルエナジーの2チームが出場。国内UCIコンチネンタルチームは、国内外のレースで結果を出しているチームが順当に出場権を得ている。
マイナビ ツール・ド・九州2024 出場チーム
<UCIワールドチーム> アスタナ・カザクスタンチーム(カザフスタン) EFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)。 <UCIプロチーム> コラテック・ヴィーニファンティーニ(イタリア) トタルエナジー(フランス)。 <UCIコンチネンタルチーム> 愛三工業レーシングチーム(日本) JCL TEAM UKYO(日本) キナンレーシングチーム(日本) マトリックスパワータグ(日本) ルージャイ・インシュランス(タイ) シマノレーシング(日本) Sparkle Oita Racing Team(日本) チームブリヂストンサイクリング(日本) トレンガヌ・サイクリングチーム(マレーシア) 宇都宮ブリッツェン(日本) VC FUKUOKA(日本) ヴィクトワール広島(日本) ヴィクトリア・スポーツ・プロサイクリング(フィリピン)。 ※掲載順・チーム名表記は大会公式ウェブサイトに準拠。