熱いレースで美しき九州を世界へ発信 2024年大会プレビュー|マイナビ ツール・ド・九州2024
熱いレースで美しき九州を世界へ発信 2024年大会プレビュー|マイナビ ツール・ド・九州2024
UCI(国際自転車競技連合)公認の国際レースとしては日本国内唯一の1クラス(UCIアジアツアー2。1)にカテゴライズされるステージレース、「マイナビ ツール・ド・九州2024」の開催が近づいてきた。2024年10月11日(金)から14日(月・祝)の日程で行われる今回は、初開催だった昨年と同様に「これぞ九州! 」を感じさせる魅力あふれる風景の中を選手たちが走る。そこで、2024年大会の見どころやコース・開催地、このほど発表された次回大会の情報などもお届け。「熱い走りで九州を世界へ」を合言葉に、シーズン終盤の重要レースが幕を開けようとしている。
美しい九州を世界へ サイクルスポーツの普及拡大も大きな目的
大会の正式名称は、「マイナビ ツール・ド・九州2024」。2019年に開催されたラグビーワールドカップのレガシーを持続的に継承することや、九州でのサイクルツーリズムの推進、同地を襲った自然災害からの復興を象徴するイベントとして、国際ステージレースの開催を決定した経緯がある。 その目的として、世界を目指すライダーが飛躍する機会となるとともに、ロードレースにかかわる幅広い人材育成への寄与、九州でのサイクルスポーツの普及拡大、そして美しい自然や風景を世界に発信することによる地域ブランディングへの貢献が挙げられる。初開催だった2023年大会では、ワールドクラスのチームや選手も参戦し、ハイレベルのレースが繰り広げられた。
2024年大会コースプレビュー
2024年大会のコースをひとつずつチェックしていこう。大会初日・10月11日の小倉城クリテリウムはエキシビジョンとして行われ、同2日目の大分ステージから、全3ステージにわたる戦いとなる。
10月11日 小倉城クリテリウム 約45km
細川忠興公が築城した小倉城をめぐる1。8kmのコースを25周回。約45kmで争われるレースはおおよそ1時間程度で決着。時速70km近くまで加速するスプリント勝負は絶対に見逃せない。
10月12日 第1ステージ・大分 約138km
マイナビ ツール・ド・九州2024の本戦がこの日から始まる。ステージレース初日から山岳地帯を走る難易度の高いルートが設定された。別府市の立命館アジア太平洋大学をスタートし、湯布院温泉を通過。日本での有数のワインディングロードであるやまなみハイウェイでレースは動くか。コース内には3カ所の山岳ポイント(KOM)が置かれ、山岳賞争いも注目。レース終盤は日田市街地の周回コースを2周しフィニッシュに達する。