【ハイライト動画あり】最終節の死闘!大混戦・関東大学リーグ戦2024「東海大学×流通経済大学」
東海大がNO8大森光を決めれば、流経大は序盤にキックチャージもあった熊本工業出身の2年生、LO園田虎之介が鋭いジャッカルでお返し。
後半最初のトライは流経大。
敵陣左エッジでNO8ティシレリ・ロケティがロングゲイン。敵陣奥に入ると、最後はダイナミック・ラグビーを掲げる流経大らしく右大外へ展開。
先発の怪我で前半14分からスクランブル出場していたウイング山崎遥湊がDFを内、外で振り切って2本目。ついに同点(14-14)に追いついた。
しかし東海大は「らしさ」をふたたび発揮。
相手反則から敵陣ゴールまで約20m付近でラインアウト。前半同様、巧みにコントロールされたモールで前進。そしてHO下江康輔が自身2連続となるチーム3本目。勝ち越しトライ&ゴール成功で21-14)を得た。
勢いに乗るスカイブルー軍団は68分。
7点リードの場面で敵陣ゴール前スクラムを選択。ゴール裏スタンドで見守る仲間から「東海大」コールが起きる。
が、スクラムトライを狙った勝負が裏目に出たか、東海大がフッキングをしない反則を犯して流経大FWが歓喜。致命的なトライをスクラムで防いだ。
守備から流れを引き寄せた流経大は80分。
自陣から左右に大きくボールを振ると、途中出場のSH幸妻怜治の持ち出し&ロングパスでWTB小野塚勇太が疾走。相手FBコンラッド・セブンスターを弾いて突進して観客席を沸かせた。
さらにスペース感覚に優れるSH幸妻は前進後、ショートサイドの左隅へふたたびロングパス。NO8ロケティがインゴールに入り、SO佐々木開のキックも成功。
驚異的な粘りで同点(21-21)に追いつき、秩父宮は騒然とした雰囲気に。
しかしキックオフ直後。ユニットが揃ったFWキャリーに対し、東海大のNO8大森光が選手権出場を引き寄せるジャッカル成功。
ここでPG選択。京都工学院出身の背番号22、中村大介がこの場面で軽々とHポールを通してみせ3点リード(24-21)を奪った。