中村優一、「仮面ライダーの経験はずっと宝物」 連続ドラマで存在感、再び
THE PAGE
『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)で桜井侑斗 / 仮面ライダーゼロノス(声)役で人気を博した、俳優・中村優一が、再び連続ドラマで存在感を示している。 3月30日に最終回を迎えた『最後の晩ごはん』(BSジャパン)に続いて、4月14日から始まる『居酒屋ぼったくり』(BS12 トゥエルビ)にも出演する。料理を作る役から、今度は料理とお酒を味わう役へ。今回はどんな演技を見せてくれるのだろうか? ライダー俳優の経験から、一時引退、そして復帰まで、30歳になった中村の素顔に迫る。
じつはあまりお酒が飲めない?『居酒屋ぼったくり』の撮影で、料理とお酒のおいしい関係を発見
『居酒屋ぼったくり』で中村は、会社員の要(かなめ)を演じる。雨宿りしようと入ったお店で思いがけず、おいしい料理とお酒とめぐり合う。そして女店主・片山萌美演じる美音(みね)の温かい人柄に触れて、常連客となる役どころだ。 撮影は実在する居酒屋を貸し切って、そこに中村が訪ねる形で行われた。撮影の日は朝からなにも食べず、お腹を空かせて、食事とお酒を楽しみにいくという気持ちで臨んだと熱っぽく語った。 「一番びっくりしたのは、片山さんが冷蔵庫から食材を出すところから調理をして出来上がりまで一連で撮るところで、15分以上の長回しもありました。ぼくは片山さんの後ろ姿を見ながら、『なに作っているのかな? なんか出てきた。えっ、これをこうすんの?』と思いながら、出来上がりを楽しみに待っているんです。監督の作戦だったと思うんですけど、そのおかげで料理が出されたときのリアクション、やっと食べられたときの感動がぜんぜん違うんです。ぼくには助走の時間があって、食べられたときの生のリアクションを見ていただけると思います」 また、片山がこれまでおもてなし料理を作った経験がなかったと聞かされていたが、いざ撮影のときには居酒屋の女店主さながらの包丁さばきなどが、すっかり板についていたのには感心したという。 「片山さんはたくさん練習していたんだと思います。撮影のときも、一連の流れの打ち合わせがあって、昼食もとっていなかったんじゃないかと思われる場面もありました。それでも、片山さんは、ぼくより年下なんですけれども、包み込んでくれるような、温かい美音さんを演じてくださったので、初日の撮影が終わったときには、こういうお店があったら通いたいと感じました。料理もお酒もおいしいですけれど、最終的にはそこにいる人じゃないですか。温かい人たちがいると、また来たいなと思えます」