インバウンドにも人気! 漫画・アニメ・アイドル…心ときめく「コラボカフェメニュー」誕生の舞台ウラ
有名ホテルや大手飲食チェーン店でも「キラーコンテンツ」に
好きな漫画やアニメ作品を“食”で楽しめる「コラボカフェ」。人気のお店になると数時間待ちはあたり前で、事前にオンライン予約が必須の店もあり、SNSにはファンによる「行ってきました」報告が次々とアップされている。 【美しい!】令和のオタクに必要なのは「強固な肉体」!オタク専門のパーソナルジムが人気の訳 そこで、コラボカフェの要といえるメニュー考案者に、コラボカフェメニュー誕生の裏側を聞いた。 「一昔前までは、コラボカフェは一部の人が楽しむ場所というイメージがあったと思います。しかし、最近では全国展開するチェーン店や有名ホテルでもイベントが開催されるようになりました。 そこには、アニメファンだけでなく一般のお客さんが楽しむ姿もあります。中には、コラボカフェをはしごしたり、近くでやってるから少し寄る、みたいなお客さんも大勢いらっしゃっています」 そう話すのは、コラボカフェメニューの考案を請け負う「コラボカフェ専門CollaboLic Table(コラボリックテーブル)」の郡司ちほさん。 幼いころから漫画やアニメが好きだったことから、就職した食品関連会社を辞め、コラボカフェ事業会社に転職。 コラボカフェメニューの「まずい・ひどい・高い」というそれまでのイメージを払しょくして、日本の新しい食文化に昇華させたいという想いから’22年に起業。コラボカフェ事業会社時代を含めると7年間で開発したコラボメニューの数は2000点以上にのぼるという。 現在は、コラボカフェのメニュー開発代行のほか、キャラクターカフェのプロデュース、推し活メニューの提案なども手掛ける、業界の第一人者のひとり。その一方で、生粋の漫画好きで、自らも月に3~4回はコラボカフェに足を運んでいるという。 「人気の漫画・アニメ作品のコラボカフェでは、混乱を避けるために事前オンライン予約をとることが今は当たり前になっています。 お店に行ったファンが次々にSNSに画像をアップすると、それが呼び水となって、新しく足を運ぶお客さんを生むという好循環を生んでいます。まさに現代は『コラボカフェ時代』と言っても過言ではないんじゃないかなと思います」 そもそも、コラボカフェはいつはじまり、どのような変遷をたどって今の形態になったのか?