「役場が損害を被ったというのは、ないんじゃないか」公共事業贈収賄事件を巡る町の損害賠償訴訟 元町長は和解求める
山梨県富士川町の公共工事をめぐる贈収賄事件で、町が前の町長らに損害賠償を求めた裁判が始まり、前の町長は和解を求め「損害はなかった」と主張しました。 【写真を見る】「役場が損害を被ったというのは、ないんじゃないか」公共事業贈収賄事件を巡る町の損害賠償訴訟 元町長は和解求める 富士川町の贈収賄事件をめぐっては、志村学前町長と設計事務所元代表の2人の有罪判決が確定しています。 この判決を受けて富士川町は「不正な入札で落札価格が違法に吊り上げられ、町に損害を与えた」として2人におよそ230万円の損害賠償を求める訴えを起こし、甲府地裁で17日に第一回口頭弁論が開かれました。 この中で志村前町長は話し合いによって解決する和解を希望することを伝えました。 一方、裁判後の取材では「町への損害はなかった」という考えを示しました。 富士川町 志村学前町長: 「私が予定価格を言ったとか、向こうが聞いたというのは、法に反することですので刑に服していますけれども、それによって役場が損害を被ったというのは、ないんじゃないか」 なお、今回の裁判で設計事務所の元代表は争う姿勢を示しています。
テレビ山梨