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　千葉県柏市高柳の住宅敷地内で18日午後6時すぎ、血だらけで倒れている50代ぐらいの男女が見つかった事件で、千葉県警は19日、殺人事件として柏署に捜査本部を設置した。現場近くでは18日夕に住宅計8棟が全焼する火災も発生していて、捜査本部は関連も含めて調べる。 　柏市消防局などによると「男女が血だらけで倒れている。動いていない」と119番通報があった。男性は腹を、女性は胸を刺されていたという。2人は意識不明の重体で病院に搬送されたが、約1時半後、死亡が確認された。 　県警によると、近隣住人から「『家の裏に人が血だらけで倒れている』と隣人から言われた。倒れているのは近隣の夫婦で動かない。通報する10分前ぐらいに女性の人の争うような声が聞こえた」 と110番通報があったという。刃物のようなものは現場にはなかったという。 　柏署によると、近くで発生した火災では出火元とみられる平屋住宅と付近の住宅7棟が全焼。平屋の住人の連絡がついていないという。 　近くに住む高齢男性は「静かな住宅街だから驚いた。すぐ近くで火災もあったというし、関連があるんじゃないかと不安。最近は物騒なニュースが多い」と心配した。男女が倒れていた現場は東武野田線の高柳駅から約1キロの場所。