星野陸也が米PGAツアー出場権獲得! ローリー・マキロイが欧州ツアー3年連続6度目のシーズン王者に
最終日の序盤に猛チャージも、終盤にスコアを崩す
◆欧州男子プロゴルフ DPワールドツアー選手権 11月14~17日 ジュメイラゴルフエステーツ・アースコース(UAE) 7706ヤード・パー72 【動画】さすがマキロイ! 池ギリギリの位置に切られたピンにビタっと寄せて優勝を決定づけたセカンドショット 実際の動画
星野は、レース・トゥ・ドバイランキング13位で最終戦を迎えたが、PGAツアー出場権は「すでに権利を有しているプレーヤーを除く上位10人」が獲得することになっている。 それを加味したランキングで、星野は8位。今大会の「DPワールドツアー選手権」は付与されるポイントも大きいため、アメリカに渡れるかどうかは、予断を許さない状況だった。
星野は初日、5バーディー、2ボギーの3アンダー、4位タイと好発進。しかし、その好調ぶりは続かなかった。2日目に3バーディー、4ボギーの1オーバーとスコアを崩し、通算2アンダーの21位タイに後退すると、3日目も3バーディー、3ボギーと伸ばせず、順位は21位タイのまま。このままの結果で4日間を終えると、レース・トゥ・ドバイランキングは16位にまで下がる状況だった。 迎えた最終日、星野は2日目、3日目から一転、序盤に猛チャージを見せ、楽々とPGAツアー出場権を得るかと思われた。2~4番で3連続バーディーを奪い、圧巻は7番パー5。残り260ヤードの右セミラフからピン左19.5mに2オンさせ、さらに、この超ロングパットが最後の一転がりでカップイン。星野の顔には笑みも浮かんだ。 会心のイーグルで通算7アンダー。星野の名前はリーダーボードを大きく駆け上がり、このまま行けばレース・トゥ・ドバイランキングも、逆に上昇するという展開だった。 しかし、つかんでいた流れは、なぜかここで完全に途切れた。8、9番で連続ボギーを喫すると、終盤の17番パー3では、池に囲まれた浮島グリーンにティーショットが届かず痛恨のダブルボギー。最終18番パー5でも、グリーン奥から28ヤードの3打目アプローチがグリーンオーバーしてクリークにつかまり、ボギーフィニッシュ。この日もパープレーに終わり、最終順位を28位タイにまで下げてしまった。