新木場でのワンマッチ興行にてラストマンスタンディングマッチ。ケニー・オメガと中澤マイケルが壮絶なKO-D戦【週刊プロレス昔話】
2013年2月28日、新木場でおこなわれたDDTのワンマッチ興行にてケニー・オメガの保持するKO-D無差別級王座に中澤マイケルが挑戦した。これはケニーからの指名によるもので、ルールはラストマンスタンディングマッチ。3カウント、もしくはギブアップを奪った後にダウンカウント10を奪わなければ勝利にならないという過酷なもの。ケニーなりの、マイケルがタイトル挑戦にふさわしいレスラーなのだと証明してほしい気持ちの裏返しでもあったか。 G1でオカダを下したケニー
序盤から普段とは異なりシリアスな闘いに徹したマイケル、逆にケニーがコミカルな動きを見せようとすると阻止する場面も。場外へのスピアでテーブルクラッシュを引き起こして3カウントを奪う場面もあったが、それでもケニーが35分59秒の闘いを片翼の天使で制した。 その後、ケニーらが2019年に設立したAEWに誘われ、マイケルも所属に。そういった古くから続く関係性からも、両者にこの一戦への思いがどれだけあったかは伝わってくる。
週刊プロレス編集部