漬物からホルモン焼きまで…頼んでないのに無料で出てくるサービス品の数々 手厚すぎるおもてなしの裏には…「オカマとかな、言われたよ」74歳店主の過去・客への思いとは?
すぎちゃん 「一番多いのが『オカマ』かな。『オカマ』とかな、昔、私がまだ若い頃な。そういうこと言われたよ。そういう思い出いうんかな、思いがあるところから出たかった。」 心無い言葉に傷つくこともありました。 そうしたなかで転機となったのは、お隣、鳥取県からの来客でした。 すぎちゃん 「赤碕、湯梨浜、倉吉とか、いろんな方がたくさん来てくださって。それで、その人たちがすごい人間が丸い。」 鳥取の人たちのあたたかい心に触れ、この土地への移住を決意したのです。 ■すごすぎるサービスの裏にある「恩返し」の気持ち 倉吉市に店をオープンして6年。 地元客や近所の人たちとのつながりも随分増えました。 すぎちゃん 「このユズな、家の畑にできたんじゃって!これたくさん、毎年くださるんよ。こうやってなお互いにな、ありがたいこと!ほんまありがたいことよ!」 自分を元気にしてくれた鳥取の人たちを笑顔にしたい、すごすぎるサービスの裏には、すぎちゃんの恩返しの気持ちがあったのです。 客は 「お客さんもフレンドリーで素晴らしい店だと思った。」 「もう和気あいあい。気を遣わんでいいし、「隣の席の人もすぐ友達になれるし。店に来るのがもう楽しみ。」 すぎちゃん 「地元の人とか出張の人とかいろんな人がきてくださって。縁ができるのはいいこと、何かのやっぱご縁よな!」 「やめられない止まらない、もう、私ようしゃべろう?」 路地裏の小さな飲食店。 そこは、粋な店主のサービスと客の笑顔で溢れていました。
山陰放送