最下位に沈むペリカンズがロスター解体?一部若手を除き全選手をトレード対象に
■ケガ人続出に元所属選手が言及
しかし、解体すべきはロスターだけではないかもしれない。ペリカンズで2年間を過ごし、今シーズンよりアトランタ・ホークスに加入したダイソン・ダニエルズが興味深いコメントを残している。 ダニエルズはホークスで飛躍の年を迎えており、プレータイム、得点、リバウンド、アシストの全てでキャリアハイを更新中。中でも平均3.0本のスティールは特筆すべき項目であり、その卓越したディフェンススキルから母国オーストラリアに広がる世界最大の珊瑚礁群にちなみ“グレート・バリア・シーフ”のニックネームが与えられ、年間最優秀守備選手賞の議論でも欠かせない存在となっている。 そのダニエルズは、フィッシャー記者に対して環境の変化を喜ぶと同時に、負傷者が後を絶たない古巣ペリカンズを「呪われている」と表現した。 「あの組織は呪われているよ。毎年、何か新しいことが起きる。あそこにいなくてよかった。僕も足首を4、5回怪我した。あそこの水の中には何かがあるのだろう。誰かがハムストリングを痛め、膝を負傷し、脳震盪を起こす。いたるところを痛めるんだ。何故なのかはわからないよ。一所懸命にプレーしている証拠なのかもしれないけどね」 ペリカンズは給与のキャップスペースをわずかに超過しており、プレーオフ進出が致命的になりつつあることから、一貫性を取り戻すべく、2月のトレード締切までに大胆な再建に踏み切る可能性は大いにある。 球団はこの数ヶ月で、ダニエルズが言及した内部に潜む魔物を退治できるのだろうか。 文=Meiji
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