ブレない、ズレない。ランシューの世界的名作、ニューバランス「1080」が14代目で変わったことは?
Fresh Foam X 1080の14代目として発表された本シューズは、定評のあるクッショニングはそのままに、走行安定性が格段に向上しました。衝撃吸収性に優れたミッドソールFresh Foam Xに、走行安定性に重点を置いてサイドウォールを改良し、アウトソール構造を一新してぶれない重心移動と屈曲を提供。革新的なデザインと軽量性・通気性に優れたメッシュアッパーなどにより、ランニングから普段使いまで幅広いシーンで活躍するシューズとなっています。
蹴り出し時に重心を中心にガイドすることでブレを軽減
接地時の踵からの重心移動に注目し、「v13」に比べて重心が中心に集まる設計にデザインを一新しました。優れた屈曲性はそのままに、蹴り出し時にもっとも負担のかかる前足部のラバー形状を改良、接地面積も増大させ、よりスムーズに着地しやすい構造にアップデート。踵部外側には「N durance」を搭載し耐久性も考慮しています。 「着地をしたときに、足が外側や内側に傾きがちな人がいますが、アウトソールのこのガイドを使うことで、まっすぐに走れるように体重移動をサポートします。履いていただくと足の運びがしやすく、歩きやすさ、走りやすさを実感いただけます」(ニューバランスジャパン マーケティング部PR&デジタル課マネージャー 小澤真琴氏)
約2倍にせり上がったサイドウォールが踵をホールド
ランニングシューズのなかで、もっともシューズの性格が出るのがミッドソール。Fresh Foam Xの厚みは前作と変わらないものの、前作と比べてサイドウォールが約2倍の高さに。これによって包み込まれるような踵周りのフィット感を実現し、高低差の少ないドロップ構造のアウトソールとの相乗効果で安定したライド感を提供します。 「ソール外側の凹凸もFresh Foamの特徴。以前は六角形の形状で内側と外側で凹凸を変え、安定性とクッション性をもたらしていましたが、今作はデザインと位置を変化させています」(小澤氏)
アッパーの甲部を二重構造にすることで通気性とフィット感が向上
環境に配慮したリサイクル素材のエンジニアードメッシュアッパーは、軽量化と通気性が向上しています。特に熱を持ちやすい甲周りのデザインを改善したことで、確かなフィット感を実現しました。 「外側のニットの下に、薄いメッシュが張ってあり、空気を含むような離れ方をしているので通気性だけでなく、中のメッシュが足を抑えることでフィット感もさらに良くなっています」(小澤氏)