ソシエダ監督イマノル、批判を浴びるサディクを擁護「彼はチームメートが模範とすべき選手だ。逆境でも嫌な顔一つせず努力している」|ラ・リーガ
レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、今夏加入したアイスランド代表FWオーリ・オスカールソン(20)への期待を語っている。 ソシエダはこの夏、コペンハーゲンからオスカールソンを獲得。推定移籍金2000万ユーロ(約32億円)+インセンティブ300万ユーロ(約5億円)で、2000万ユーロは2年にアルメリアから獲得したFWウマル・サディクと並び、クラブ史上最高額の移籍金だった。 マンチェスター・シティなどからの興味も噂されたオスカールソンだが、イマノル監督はその賢さや意欲を何よりも強調する。16日に出席した記者会見で、次のように語った。 「彼には驚いたよ。加入初日から次の試合の情報を求めたんだ。彼はとてもオープンな若者で、賢い。あらゆることをできる限り早く覚えようとしている。今夏獲得した選手たちの中で、最も早くスペイン語を習得するはずだ」 「新世代と言える彼には、すでに心構えができている。勇敢かつ大胆な若者で、責任を重く感じていない。だからといって常に良いプレーを見せられるとは限らないが、しかし用意はでてきているよ」 イマノル監督はその一方で、そのプレースタイルがソシエダに合致していないとも指摘されるサディクについても触れている。 「もう一度繰り返そうか。私がサディクのこと悪く言ったことは一度もないし、すべてがその逆だ。彼はほかのチームメートにとってのお手本だよ。逆境の中でも努力をやめないからね」 「重傷を負ったときも、ストライカーとして何よりも大切なゴールを決められかったときも、彼は頭を下げることなく努力を続けた。私が起用をしなかったときも同様に、悪い顔など何一つすることなく、チームの助けになろうと努めていたよ」 「今季の彼はコンディションをさらに整えるべく、尋常ではない努力で体重を落としていた。私が唯一言えることは、彼が精一杯競争に臨んでいるということだ」 「確かに、彼にはゴールが欠けている。しかし私はその努力、団結心を大きく評価しているんだ。もちろん、そこからは競争が待ち受けているし、私は結果だって求めてなくてはならない。彼には数字が足りていないからね。それでも、彼はプレッシングなどで大きく貢献しているし、私はそのことも心に残しているよ」