陸上年間総合優秀賞は200m王者・テボゴとマラソン金メダル・ハッサン「日本の魚が大好き」東京世界陸上へ【WAアワード】
世界陸上連盟(WA)は日本時間2日に今年、活躍した選手に贈るワールド・アスレティックス・アワードを発表。今年から総合優秀賞が設けられて、男女1人ずつ選出、男子はパリオリンピック™で男子200mでボツワナ史上初の金メダルを獲得したL.テボゴ(21、ボツワナ)が選出。女子はパリ五輪で5000m、10000m、そしてマラソンの3種目に挑戦し、マラソンで金メダルを獲得したハッサンが受賞した。日本選手の選出は無かった。 ハッサンは「来年は東京世界陸上がありますが、日本はマラソンなど長距離種目は人気で応援が凄いので楽しみです」とコメント、さらに「日本の魚が大好きなので東京で美味しい魚が食べられることも楽しみです」と笑顔で話した。 トラック、フィールド、ロードの3部門、各カテゴリーのノミネート選手各2人ずつがファイナリストになり、一般投票が実施され、陸上ファンたちが投票、男女各1人ずつ計6人が最優秀選手として選出された。男子のフィールド部門では今年、世界記録を4度更新し、五輪では連覇、世界陸上でも連覇中の男子棒高跳・M.デュプランティス(25、スウェーデン)が選出、ロード部門ではパリ五輪マラソン金メダルのT.トーラ(33、エチオピア)が受賞した。 女子のフィールド部門はパリ五輪で金メダルを獲得した走高跳のY.マフチク (23、ウクライナ)、トラック部門ではパリ五輪100mの金メダリストでダイヤモンドリーグファイナルも制したJ.アルフレッド(23、セントルシア)を抑えて、400mH パリ五輪金メダルのS.マクロ-フリン(25、アメリカ)が選ばれた。 そして、2015年にサニブラウン アブデルハキーム(25、東レ)も受賞した新人賞とも言える“ライジング・スター賞”、男子は走幅跳のM.フルラニ(19、イタリア)、女子は3000m障害のS.アルマエウ(19、エチオピア)が選ばれた。 ※写真は左からS.ハッサン選手、L.テボゴ選手