女子陸上界のエース・田中希実を支えたランナー一家の絆。娘の才能を見守った父と歩んだ独自路線<RS of the Year 2024>
[PROFILE] 田中希実(たなか・のぞみ) 1999年9月4日生まれ、兵庫県出身。女子1000m、女子1500m、女子3000m、女子5000mの日本記録保持者。西脇工業高校、同志社大学卒業後、豊田自動織機を経て、2023年4月よりプロアスリートに転向。東京2020オリンピックでは、女子1500mで日本人初の決勝進出を果たし8位入賞。2023年4月からプロに転向し、8月の世界選手権では5000mで日本記録を更新し、日本人として26年ぶりとなる8位入賞。9月のダイヤモンドリーグで5000mの日本記録をさらに更新した。
[PROFILE] 田中健智(たなか・かつとし) 1970年11月19日生まれ、兵庫県出身。三木東高で陸上を始め、卒業後は川崎重工に在籍。3000メートル障害で全日本実業団選手権入賞経験あり。25歳で引退後は兵庫県小野市に戻り、仕事と並行して、妻・千洋さんのマラソンをサポート。豊田自動織機TCのコーチをへて、現在はランニングクラブ「ATHTRACK株式会社」を経営しながら娘・希実のコーチを務める。
インタビュー・構成=松原渓[REAL SPORTS編集部]
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