大阪・岸和田市長 再不信任され自動失職でも「出直し選に挑戦」
大阪府岸和田市の永野耕平市長（46）は24日、市内で記者会見し、自身の性的関係を巡って不信任決議を可決した市議会（定数24）を解散したことを正式に表明した。市議選後に再び不信任決議を受けて自動失職になった場合の対応を問われ、「（出直し市長選に）挑戦したい」と語った。 【写真】永野耕平市長が提出した解散通知書 永野氏は性的関係にあった女性から損害賠償を求められた訴訟を巡り、女性に謝罪して解決金500万円を支払う内容で和解が成立した。 市議会は20日、「岸和田市は大混乱の異常事態で、市長の責任は重大」などとして不信任決議を賛成多数で可決。永野氏はこの判断を受け、議会の解散を選択した。 永野氏は会見で「24人の現職議員のほとんどが再選されるのが現実的なところだ。（再び）不信任が出されることはあると思っている」と指摘。そのうえで、「自動失職になれば、僕も再選を目指して頑張りたい」と述べた。 市議選後に開かれる議会で、3分の2以上の議員が出席し、過半数の賛成によって不信任決議が再び可決されると、永野氏は自動失職になる。【中村宰和、大坪菜々美】
