<一貫の春>センバツ・広島新庄 選手紹介/15 伊与田将磨選手(2年) 父子2代で甲子園へ /広島
◇伊与田将磨(しょうま)選手 宿毛(高知)の遊撃手として、父孝文さんも1994年夏にその足で踏んだ甲子園が待ち遠しい。センバツの出場決定を電話で報告すると「なかなか経験できないことだから、頑張れ」と激励を受けた。勝負強い打撃を武器に、内野手レギュラーの一角をうかがう。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 小学2年で野球を始め、迫田守昭監督の指導を求めて京都から広島新庄入り。打撃には自信があり、2019年秋の公式戦は3試合で4打数2安打2打点と活躍した。「甲子園でもヒットを打ち、チームに貢献したい」と話す一方、内野の守備には課題を残す。「ノックを集中して受けて克服したい」と誓う。 将来の夢は得意の日本史を生かした社会科の高校教諭。幕末期から明治維新に詳しく、主宰した松下村塾で幕末の志士を指導した吉田松陰(1830~59年)の「行動力や先見性」に尊敬を抱く。水泳や柔道などスポーツ経験が豊富で、好物はタイのすし。京都府宇治市立西小倉中学校出身。【手呂内朱梨】