もうシミに悩まない…プロが教える「カレーうどんの汁を飛ばさない」5か条
だしの優しい味とスパイスの辛さで、体を芯から温めてくれる“カレーうどん”。寒い季節の強い味方だが、夢中で食べると、気づかぬうちに服には黄色いシミが……。 ■【画像】カレールーに加えるだけで本格的なカレーうどんの風味に変える「カツオ節粉」■ そんな悲劇を回避する方法があるという。教えてくれたのは、カレー研究家で、全国のカレーうどんを食べ歩いているスパイシー丸山氏だ。 「ぼくは、カレーうどんを食べるとき、紙エプロンを使わないのが信条です。そして、いろんな食べ方を試すうちに、“つゆが飛ばないコツ”をつかみました」 丸山氏いわく、コツは5つあるという。 まず、大切なのが、麺の動きを抑えることだ。 「カレーうどんのつゆが飛び散るのは、すすった勢いで麺が暴れて、そのときに麺に付いていたつゆが飛ぶから。特に麺の先は、ムチのように激しく動くので、それを抑えるために、(1)箸で麺をつかんだまま、すすりましょう。“そんなの簡単”と思うでしょうが、多くの人は、すするときに無意識に麺を放しています」(丸山氏=以下同) 箸で麺の動きをコントロールしつつ、少しずつすすると、自然とつゆが飛び散らないという。さらに、この食べ方には、もうひとつの利点があり、 「口から器まで、麺がまっすぐに伸びた状態ですすれるので、食事の姿が美しくなります。多くのラーメンユーチューバーが実践しているテクニックなので、ぜひお試しを」 また、食べるときの姿勢にも注意したい。 「口から器までの距離が遠いと、それだけ、すすったときに麺が暴れやすい。(2)少し前傾姿勢になって、口と器の距離を縮める。もしくは、(3)丼を少し持ちあげて、口の近くに持ってきて食べると、つゆが飛び散るリスクを下げられます」
■油断は禁物。麺以外にも飛び散りのトラップが
そして、忘れてはいけないのが、“具”だ。 「経験上、カレーうどんのつゆが飛ぶのは、決まって油断をした瞬間。なので、麺だけでなく、具を食べるときも気を引き締めないといけません。特に、(4)タマネギ、ほうれん草、豚バラ肉といった、柔らかくて長いものには要注意で、トロトロになるまで煮こんでいるので、食べる際に“チュルン”と跳ねて、つゆが飛び散ります。また、煮卵は、丸くて表面がなめらかで、箸がすべりやすいです。口元まで持ちあげて、つゆにドボンと落としたら大惨事なので、(5)煮卵を食べるときは、丼ごと持ちあげて、できるだけ慎重に口元に運ぶことを意識してください」