空気清浄機を24時間つけっぱなしにします。電気代はどのくらいで節約方法はあるのでしょうか?
花粉症がつらい季節を中心に、空気中のアレルギー物質を除去してくれる空気清浄機を24時間つけっぱなしにしたいという方も多いかもしれません。しかし、24時間つけっぱなしにすることで、空気清浄機の電気代がいくらかかるか不安に感じる場合もあるでしょう。 そこで本記事では、空気清浄機を24時間つけっぱなしにした場合の電気代や節約方法について詳しく解説します。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安
空気清浄機(シャープ「空気清浄機FP-S120」)を24時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、図表1の通りです。
※シャープ株式会社「空気清浄機FP-S120 仕様 / 寸法」より筆者が作成 空気清浄機の電気代の計算式は、以下の通りです。 「空気清浄機の電気代=消費電力(kW)✕使用時間(h)✕電力量料金単価(円/kWh)」 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によって定められた目安単価「31円/kWh」で計算すると、電気代は運転モードによって大きく異なります。一番電気代が低い静音モードだと、24時間つけっぱなしにしても1ヶ月あたりたった約108円しかかかりません。 一方、消費電力の多い強モードは、1ヶ月あたり約1656円となって他の運転モードより電気代が高めです。そのため、空気清浄機を24時間つけっぱなしにする場合には、強モードの使い過ぎには注意が必要です。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにするメリット
空気清浄機を24時間つけっぱなしにする主なメリットは、浮遊している花粉やウイルス、1ミリメートル以下のハウスダストなどを継続的に除去することで空気をきれいに保つことができる点です。 特に花粉症がつらい時期は、多少の電気代がかかったとしても、空気清浄機を24時間稼働して常に部屋の中をきれいな状態にキープしたほうが、アレルギー症状は落ち着いて過ごしやすくなるでしょう。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにするデメリット
空気清浄機を24時間つけっぱなしにする主なデメリットは、メンテナンスが必要になる点です。運転時間が長くなるほどフィルターが汚れやすくなるため、定期的に掃除をする手間がかかります。 また空気清浄機で使用されている集じんフィルターや脱臭フィルターは使用し続けていると寿命が短くなるため、5年・10年に一度など定期的に交換しないといけません。こうしたフィルターの掃除や交換が面倒な場合は、フィルターなしの空気清浄機を選ぶことをおすすめします。