【陸上】中国選手権100mで10代の新星がV 男子は17歳・何錦櫶が10秒06! 女子は15歳の陳妤頡が11秒29
6月28日から30日にかけ、中国・山東省の日照市で2024中国選手権が行われ、100mは男女ともに10代のスプリンターが好記録で優勝した。 男子では17歳の何錦櫶が10秒06(+1.1)で初優勝。何は昨年までのベストが10秒56だったが、今季急成長を果たして4月に10秒26と大幅ベストを出すと、5月には10秒17とさらに記録を縮めていた。今回の優勝タイムはU20中国記録も更新するもので、U20アジア歴代5位に相当する。 なお、今大会には蘇炳添、謝震業などトップ選手は出場せず。謝はワールドランキングでの五輪出場の圏内にいるが、ケガで昨季からほとんど試合に出場できていない蘇は個人種目でのパリ五輪出場の可能性がほぼなくなった。 一方の女子では15歳の陳妤頡が、昨年のアジア大会金メダリストの葛曼棋らを抑えて優勝。終盤まで葛やワールドユニバーシティゲームズ5位の梁小静との実力者と競り合い、フィニッシュ前にわずかにリードを奪った。タイムも11秒29(+0.9)とU18アジア新記録を更新している。 このほか、女子円盤投ではオレゴン世界選手権金メダリストの馮彬が67m21で快勝。男子走幅跳は李程亮が8m06(-0.2)で勝利したほか、男子三段跳でも朱亜明が16m70(+0.5)でトップに立った。
月陸編集部