今永昇太の8勝目ならず 6回3失点 初左翼の鈴木誠也は適時三塁打など5打数2安打
米大リーグ、カブスの今永昇太は27日、サンフランシスコでのジャイアンツ戦に中5日で先発登板。五回まで無失点投球だったが、六回に3失点し、同点にされて降板、8勝目(2敗)はならなかった。6回を93球、5安打3失点、3三振2四球、1暴投で防御率は3・07。勝ち星はつかなかったが、前回乱調登板の汚名返上は果たした。 21日のメッツ戦ではフォーシームに勢いがなく、めった打ちされて四回途中でKO、3回0/3を11安打10失点で2敗目を喫した。この日は右打者をズラリ並べてきたジャイアンツ打線に対し、立ち上がりは92マイルから94マイル(約150キロ)のフォーシーム主体で、中盤からはスイーパーやスプリットなど変化球を効果的に交えて五回までは1安打無失点に抑えていた。ところが3-0とリードの六回、2死一塁から4番チャプマン以下に右前打、タイムリー左中間二塁打、自らの痛い暴投、不運なタイムリー二塁内野安打で3点を失って同点され、この回を投げ終わったところで交代した。 鈴木誠也は「4番・左翼」で出場。メジャー305試合目で初の左翼で先発した。相手先発はカージナルス時代に救援として速球でならしたヒックス。二回先頭の第1打席は見逃し三振。1番ホーナーの3号2ランで先制した後の三回2死一塁の第2打席は初球のシンカーを引っ張って右越えのタイムリー三塁打。今季2本目。五回2死二塁での第3打席は空振り三振。八回先頭の第4打席は4番手右腕ウォーカーのスライダーをうまく押っ付けて左翼へ二塁打。今季11本目。タイブレークの延長十回無死二塁、先頭の第5打席は6番手ジャクソンに三ゴロ。5打数2安打1打点、2三振で打率は2割6分6厘。マルチ安打は5試合ぶり。 試合は延長十回に5番ハップの10号2ランが飛び出し、5-3で勝ち、連敗を4で止めた。ジャイアンツ4連戦全敗も免れた。