アパレル、家電、バッグ…メーカー公式リユース品が拡大 お墨付きで安価なうえ安心
■13年連続で拡大
業界専門紙「リユース経済新聞」の調査によると、令和4年のリユース市場規模は前年比7・4%増の2兆8976億円。集計を開始した平成21年以降、13年連続で拡大を続けている。日常的にフリーマーケットアプリで売り買いをする若者のほか、「新品神話」を抱く中高年の中古品に対する抵抗感も薄れている。近年の物価高も市場の拡大を後押ししている。
同紙の瀬川淳司編集長は「SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの中で、売っておしまいではなく回収してどのように有効活用するかを考え、行動する企業が増えてきている」と指摘。その上で「消費者にとっても公式リユース品は安心感があり、これまで中古品を購入したことのない層にも受け入れられていくのではないか」と話している。(小島優)