荻野監督「優しくなりました」サントリーサンバーズ会見一問一答
「たぶん優しくなりました」
──前回の監督の時と、5年勉強されて、ご自身、監督して若干変わった点はあるんでしょうか。 あんまり自分で言うのもなんですけど、たぶん優しくなりました(笑)。前は現役あがってすぐ監督しましたんで、そのときはチーム状況が5位ということで、厳しい状況でとにかく勝たないといけないということがありましたんで、米山は経験してるかわからないんですけど、前、私が教えた選手というのは、かなり追い込まれて厳しいだけでしたね。 とにかくやらす練習。今も妥協は許さない練習しますけども、その倍くらいやってましたので、その分フォローがなかったというのもありますし、いまは1怒ったら5フォローしないといけないという感じで、フォローの方はこれもブラジル行って勉強しましたし、ですからそういう面では自分自身が指導者としてコーチングする上で、自分が変わらなきゃ行けないなと自覚しまして、これやっぱりコミュニケーションだと。 やっぱり監督と選手というのはどうしても溝が空くし、前の2年間のことを選手の間ではかなりヤバイぞと言われてましたので、そういうことで構えた選手が「あ、違うな」という風にいろんな方から聞かされるので、そこは自分自身でも変わったかなというのはあります。 ですから、あとで米山に聞いたらいいと思いますけど、自分自身が変わらないとチームも変わらない。今までの自分のコーチングということに対して会社側からも、やはりもう一度勉強しなおしたほうがいいんじゃないかということで、2年で退いて後は勉強させて頂く機会を得ましたので、そこをこれから私が発揮するところだなと思います。
今シーズン成長を感じる選手は?
──新人いれてリベロが4人なんですけど、鶴田(大樹)くんはどうされるんですか? あの、今のところ、リベロで考えてます。正直言いますけど、リベロに。やはり入ってきたときもリベロで私が獲りましたし、リベロで代表も、今後中心となっていく選手ですので。本人も昨年ちょっと話しあったんですね、そうするとエースでいってリベロで行ってと中途半端な使い方をされたということで、本人も納得いってなかった。そこは2人で話し合いながら、今年はリベロで行くよと。今年はリベロ1本で私は行きたいなと思います。 ──先ほど15人しかいないので全員バレーというお話がありましたが、今シーズン成長を感じる選手、楽しみな選手がいらっしゃいましたら。 藤中(謙也)選手と、栗山(雅史)選手と、山本湧選手の3人ですね。藤中選手は昨年、新人賞も獲ってますし、今年はスパイクのほうでも打数をかなり打ってほしいということで、チームにも私自身がセッター2人に要求しますので、スパイクも昨年以上の本数を打つのではないかと思います。 栗山選手は昨年、柳田選手がいましたので試合に出るのは半分以下だったんですけど、代表いって途中で帰ってきましたので、栗山選手の精神的にメンタル的にちょっと強くしてあげたいと。あとサーブレシーブ絶対狙われますので、藤中と組んだ選手は絶対狙われますので、そこを技術的に向上しようということで、かなりサーブレシーブ本数を受けてきましたので。精神的にも強くなったと思います。 山本選手は性格的にちょっと怒られたらシュンとする感じだったので、そこは練習中から注意しながらフォローしながら、私のそのやりたい攻撃パターンもすべて伝えまして、それをしっかりとやってくれてます。コンビバレーというはだいぶできてくるんじゃないかなと。その3人はかなり期待できます。