<あのクズを殴ってやりたいんだ>ドラマPに聞く最終回「ほこ美のボクシングの集大成に注目」 “ロープドン”の裏側も
12月10日に最終回を迎える火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系、火曜午後10時)。第1話の冒頭で登場したほこ美(奈緒さん)の試合に沿って、最終回は進行する。戸村光来プロデューサーは「この試合シーンのために、奈緒さんは何カ月もかけて鍛えてきた。ほこ美のボクシングの集大成なので、まず一番に注目していただけたら」と語る。戸村さんにこれまでの撮影を振り返ってもらった。 【写真特集】“海里”玉森裕太の「ロープドン」が話題に “ほこ美”奈緒との場面カットも
◇「奈緒さんがいるだけで現場が和やかに」
ドラマは、結婚式当日、彼氏に逃げられたほこ美が、金髪の謎の男・海里(玉森裕太さん)と出会ったことをきっかけに、ボクシングを始めるラブコメディー。完全オリジナル。
ほこ美というキャラクターを作る際、親しみが持てる、皆に応援される主人公であってほしい、と考えた戸村さん。「これまで奈緒さんが演じられてきたキャラクターはどれも親しみが持てて、私たちの世界にも、どこかにいそうな感じがするキャラクターだった。そういう部分で奈緒さんにお願いしたいと思った」と明かす。
今年1月期に放送された連続ドラマ「春になったら」(カンテレ・フジテレビ系)で奈緒さんが演じたキャラクターを見た際、芯の強さを感じたといい「ほこ美にも、芯の強さがあるなと思っていて。どうしても奈緒さんがいいと思いました」と語る。
奈緒さんと、“ラブストーリー”ということについて「良い意味でも悪い意味でもノイズを除去するというか、きれいな部分を描くというところを意識する」といった話を交わした。今作では思い切って、鼻血や汗など人間らしい部分をあえて出したという。
撮影現場での奈緒さんは「本当に元気」と戸村さん。「ずーっと笑っているし、ずーっとしゃべっていて。笑い声が大きくて、奈緒さんがいるだけで現場が和やかになる。空気が明るくなるような人です。今回ご一緒できて本当に良かったと思っています」と話す。
「今回、僕も含めて、メーク、スタイリストなど、初めてのポジションにつく人が結構いたんです。奈緒さんは『現場が楽しいものだということを伝えたい』とおっしゃって、一人一人のスタッフの名前を覚え、巻き込みながら現場で楽しくやってくださいました」。