極上のドレスたちを参考に! パリ・オートクチュールの世界【後編】
2024-25年秋冬 パリ・オートクチュールコレクションより、花嫁のインスピレーションになりそうなドレスをご紹介します。細かい部分までこだわったメゾンのクラフトマンシップが感じられる珠玉のドレスの数々、前編とあわせてチェックして。
ジョルジュ・チャクラ
アレーナ・ディ・ヴェローナでの野外オペラにインスパイアされた壮麗なコレクションを発表したジョルジュ・チャクラ。シンプルなベアトップドレスに合わせたのは、フェザーとレースの装飾が施されたマント。まさにオペラの歌姫を彷彿させるドレスアップです。
フアナ・マーティン
スペイン・アンダルシア地方出身のデザイナー、フアナ・マーティンが手がけるブランド。なめらかな光沢、ドレープがたっぷりと取られフロントが大きく開いたスレンダードレスは大人の花嫁に。ぶどうモチーフのチョーカーがアクセントに効いています。
アシ・スタジオ
スカルプチュアルなシルエット美に定評のある、レバノン発デザイナー、モハメド・アシ。肩を強調した丸みを帯びたシルエット、もこもことした素材感に思わず触れたくなるドレスは、お揃いのシューズもインパクト大です。
イマネ・アイシ
カメルーン出身のデザイナー、イマネ・アイシが手がけるこのブランドは、天然素材を駆使し、アフリカの工芸文化をモダンに蘇らせた独創的なドレスが話題。水彩画のように花が描かれた優美なドレスは、帯のようなパープルのベルトがアクセントに。
トム・ブラウン
仮縫い用のモスリン生地を用いたジャケットやスカート、コートドレスなど、得意のテーラードピースを重ねたトム・ブラウン。肩を強調したコルセットのようなボディス、端正なプリーツのティアードスカートは、ユニフォームの要素とクチュール技を感じさせます。
チェイニー・チャン
中国の伝統的なクラフトマンシップと優雅な曲線を表現したシルエットがアートピースのような、チェイニー・チャンのコレクションより。立体的な装飾が背中に施され、まるで花嫁が花の一部になったかのようなピンクドレスで、唯一無二のドラマチックブライドに。