【会社員から芸人へ】元CA芸人・CRAZY COCOさんが振り返る“異色のキャリア遍歴” TOEICリスニング満点を取った英語上達に欠かせない勉強法とは
YouTubeが大人気、再生回数596万のCAネタ回も
その時は名刺を受け取っただけだったが、その後、あらためて「ぜひ一度お会いしたい」と連絡があり、東京吉本に招待された。この面談を経て、吉本興業に所属することを決めた。 吉本興業所属となったのは2022年3月だが、すでに前年の『THE W』に応募した後からYouTubeを始めていた。 「最後に働いていた会社の社長に退職をさせてほしいと伝えに行った時、社長から『(COCOさんは)エンタメの世界に絶対行ったほうがいいと思うし、芸人になるんだったら今からYouTubeを始めたほうがいいよ!』と言われ、それを素直に聞いてYouTubeを始めたんです。動画の撮影や編集も自分で全部やっていましたね」 約3年前にスタートしたYouTube「CRAZYCOCOチャンネル」は、今や登録者数33万人超の人気チャンネルに成長している。視聴者層は「働いている人、これから就職・転職をする人が多い」といい、動画のテーマも仕事や人間関係の相談から、食や健康、英語の上達法など多岐にわたる。 同チャンネル内のCAネタが中心のショート(短い動画)も人気で、再生回数596万回に達した回もある。
TOEICリスニング満点を取った勉強法とは
今やテレビやラジオなどでも活躍中のCOCOさんだが、その経歴から講演会の仕事も増えているという。 「キャリアチェンジをテーマにした講演会が多いですね。グローバルな話をしてください、という依頼もありました」 英語学習コンサルティング会社に勤めていた経験も注目され、YouTubeやSNSには、視聴者から英語の上達法の質問も多く寄せられるそう。 「結論から言いますと、英語上達には“シャドーイング”です。これをなしにして英語は上達しません。シャドーイングとは、耳から聞こえてきた英語の音をそのまま何も見ずに口に出してマネをする勉強法です。その理論と効果についてはYouTubeの英語学習の回でも説明していますが、私はシャドーイングを始めてからTOEICテストでリスニング満点を取りました。 手軽な教材としては、YouTubeで見られるアメリカの『TED(Technology Entertainment Design)』プレゼンテーション動画がおすすめです。きれいな英語を使っていますし、自分が興味のある分野の講演を選んで繰り返しシャドーイングを続けていくと、英語が聞き取れるようになり、次第に話せるようになると思います。コツはなるべく毎日、15分でもいいからシャドーイングを続けることです」