広島の若者、マーシャル訪問へ 3月、核廃絶で「連帯したい」
太平洋・マーシャル諸島で1954年、米国による水爆実験で住民や日本の漁船員らが被ばくした「ビキニ事件」から70年となる3月1日に合わせ、核廃絶を目指す日本の若者らが現地を訪れる。広島と長崎以外の核被害を学び、連帯を呼びかけたい考えだ。 渡航するのは、広島市のカフェで働く瀬戸麻由さん(32)と、同市出身の早稲田大3年高垣慶太さん(21)。2月28日から首都マジュロに滞在し、政府主催の式典に参列するほか、核実験被害者や、核や気候変動の問題に取り組む若者らとの交流を予定している。 米国は46~58年、北部のビキニ環礁とエニウェトク環礁で核実験を計67回繰り返した。