カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング2位。意外なランクイン! 日本代表も所属するクラブが凄かった
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。 ※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。なお、文中の獲得選手数は、今季より自前のアカデミーからトップチームに昇格した選手を除いている。
2位:ブライトン(プレミアリーグ/イングランド) 総支出額:2億3120万ユーロ(約369億9200万円) 移籍金最高額:ジョルジニオ・ラター(4670万ユーロ/約74億7200万ユーロ) 日本代表FW三笘薫が在籍するブライトンが2位に躍り出た。昨夏の移籍市場における総支出額ランキングではトップ20圏外だったが、今夏は一転してヨーロッパで最も多くの資金を使ったクラブの1つに数えられている。 注目すべきは、今夏の移籍市場の収支である。 「買い物上手」で知られるブライトンは、精度の高いスカウティングでどのクラブよりも早く若手有望株に目を付け、安く買って高く売ることで大きな利益を上げている。昨夏でいえば、MFモイセス・カイセド(現チェルシー)やMFアレックス・マック・アリスター(現リバプール)がその代表例だ。この移籍市場における収支は9285万ユーロ(約148億5600万円)プラスだった。 しかし、今夏は選手売却による収入よりも獲得による支出が大きく上回っており、移籍による収支は1億8291万ユーロ(約292億6560万円)のマイナスである。これは欧州のクラブの中で最も大きい純支出となった。将来の利益を見込んで、今夏のマーケットでは投資を重視したのかもしれない。 ファビアン・ヒュルツェラー新監督の理想とするサッカーに合わせ、クラブは9人の新戦力を獲得した。その全員が24歳以下の選手たちであり、各国から集めた選りすぐりの逸材である。中でも、獲得にクラブ史上最高額の4670万ユーロ(約74億7200万円)を投じたFWジョルジニオ・ラターには大きな注目が集まっている。世代別フランス代表に招集されてきたラターは、昨季チャンピオンシップのリーズでリーグ戦45試合に出場。6ゴール15アシストを記録している。 移籍市場でいつも以上に「攻めの姿勢」を見せたブライトンの目利きは当たるのか。来夏に分かるであろう、その答え合わせが楽しみだ。
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