自転車競技を引退しガールズケイリン専念へ 梅川風子は「命を削って走った」経験を糧にGⅠ開催「競輪祭」連覇を狙う
残されたガールズグランプリへの直通チケットは、競輪祭優勝者用の1枚のみ。賞金ランキング争い当落線上のメンバーも出場リストに名を連ね、ベストメンバーが揃った感のある今開催。初日からヒリヒリ感あふれるレース展開に期待したい。 【Profile】梅川風子(うめかわ・ふうこ)1991年3月1日生まれ、長野県出身。4歳の頃からスケートを始め、スピードスケートの選手として全日本学生スピードスケート選手権500mで優勝を飾る。24歳でスピードスケートを引退して日本競輪学校(現日本競輪選手養成所)へ入学。26歳でデビューし、翌年にはガールズグランプリに初出場する。2023年11月のGⅠ開催「競輪祭女子王座戦」で優勝してガールズグランプリに出場し2着に。ナショナルチームにも所属し、2024年10月の世界選手権の女子ケイリンで5着となる。同年11月に自転車競技から引退した。
ハル飯田●取材・文 text by Haru Iida