中古車情報「グーネット」のプロト、"次の成長"への青写真
神谷健司(かみや・けんじ)/1968年愛知県生まれ。1990年早稲田大学社会科学部卒、プロトコーポレーション入社。2000年執行役員、2002年取締役を経て2013年常務、2014年社長に就任(写真:記者撮影)
自動車関連の情報サービスを提供するプロトコーポレーション(4298)。1977年に現会長の横山博一氏が名古屋市にて創業、同年創刊の「月刊中古車通信(現:グー)」は東海版から全国へとエリアを拡大、インターネットの普及に伴い「グーネット」へと進化した。 主力のプラットフォーム事業は中古車のほか整備や新車領域にも拡充。タイヤやホイールなどを販売するコマース事業も手がける。前2024年3月期は、売上高1155億4800万円(前々期比9.42%増)、営業利益77億400万円(同5.01%増)で着地。今2025年3月期はいずれも過去最高を計画する。 2023年は、中古車販売大手ビッグモーター(現在のウィーカーズ)による保険金不正請求問題が発覚し、中古車業界の抱える課題が浮き彫りとなった。 2024年10月からは対象車の車検で車載式故障診断装置検査(OBD検査)が始まる。センサーやレーダーなど目に見えない装置がきちんと作動するかの電子的な検査だ。中古車を取り巻く環境が大きく変化する中、経営の現状と将来展望などについてプロトコーポレーションの神谷健司社長に話を聞いた。
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白坂 典枝