ザック「俺が新日本プロレスをトップに引き戻してやる！」

『WTL』2勝目をあげたザック・セイバーJr.と大岩陵平

新日本プロレスは11月24日、東京・後楽園ホールで『WORLD TAG LEAGUE 2024』第5戦を開催。 【動画】試合後バックステージでコメントするザック・セイバーJr.＆大岩陵平 『WORLD TAG LEAGUE 2024』 日時：2024年11月24日 (日) 17:30開場18:30開始 会場：東京・後楽園ホール Aブロック公式戦第6試合では、ザック・セイバーJr.＆大岩陵平組がアレックス・ゼイン＆田口隆祐組と対戦した。試合はタッグ力を活かしたザック＆大岩が、ゼイン＆田口をねじ伏せ、勝利を収めた。 試合開始直後から、若さと勢いを見せる大岩がゼインに挑発的な胸板への一撃を放ち、激しい攻防が繰り広げられた。ゼインは田口とのコンビネーションでテンポを掴み、キャノンヒップやティヘラ式攻撃で優勢に進めた。 しかし、大岩はドロップキックでゼインの動きを止め、続けてザックへスイッチ。ザックはゼインの左腕を徹底的に狙い、関節技で主導権を握った。 田口は得意のヒップアタックを軸に反撃。スリーアミーゴスやオーマイアンドガーアンクルで流れを変えようとしたが、ザックの精密な関節技に苦戦を強いられた。一方、大岩も巧みにタッグ戦術を駆使し、ゼインの猛攻をしのいだ。 試合終盤、ゼインはバハブラストを炸裂させる場面を作るも、ザックが冷静にスリーパーで封じ込める。大岩も田口をTHE GRIPで締め上げ、最後はザックがゼインにザックドライバーを決めて試合を制した。 ＜試合結果＞ ▼第6試合30分1本勝負 「WORLD TAG LEAGUE 2024」Aブロック公式戦 アレックス・ゼイン × 田口隆祐 （3敗＝0点） vs ザック・セイバーJr.〇 大岩陵平 （2勝1敗＝4点） 17分36秒　ザックドライバー⇒片エビ固め ■試合後バックステージコメント ザック「ソースをかけてみろよ！　ベイビー！　超ソースっぽいな。ソースみたいだぞ。（※記者に日本語で）一番好きなソースは何ですか？」 ──デミグラス。 ザック「デミグラス。それはいいチョイスだ。（※先に床に座っていた大岩と並んで座る）だが俺はイギリス人だから、グレイビーソースが好きだ。グレイビーソースも厳密にはソースだ。イギリスで日曜日にランチを食べると、ニチヨウビノ、イチバンスキハ、グレイビー。理由はわからん。それと、パイとマッシュに合う酒が必要だ。マッシュピーを覚えてるか？」 大岩「わかりません」 ザック「パブで食べたマッシュピーだ。とにかく、たくさんのソースがあることを考えさせられた。俺はかなりソースが効いてるようだ。誰がソースを効かせたか教えてやろう。タグチサンハ、メッチャゲンキネ」 大岩「脚が、脚がやられた」 ザック「オレノアシイタイ、イタイ。今年のワールドタッグリーグに出場しているジュニアヘビー級全員の中で、皮肉なことに、タグチが一番スキルがあってしかも成長している。それとアレックス・ゼイン。アレックスハ、ゼッタイ、ジュニアジャナイヨ」 大岩「ヘビー級ですよね」 ザック「ナンデ、ジュニアダ？　スーパーヘビーキュウ」 大岩「スーパーヘビー級」 ザック「だがラッキーなことに、オオイワ、ビッグ・ロイ。ビッグ・ロイは、スーパーヘビー級だ。おまえはヘビー級を背負ってるんだ。ヤングパンクも、ヘビー級タッグの重みを背負ってる。だが俺は今、99キロダ。モウスグ」 大岩「1kg」 ザック「2kgだ。ジュニアヘビーキュウ（のリミット）ハ100。だから俺は101kg必要だ。イイネ、イイネ、ロイ。アタラシイ、チームダネ」 大岩「はい」 ザック「イイケミストリー、ドウデスカ？」 大岩「ジュニアヘビーでもヘビーでも関係ねえ。結局はリング上で闘うのは、、気持ち、闘魂じゃねえのか。ジュニアヘビーだからってナメてもねえし、全力でぶっ潰すつもりで闘ったよ。昨日は冗談で『3分で潰す』とか言ってたけど、『赤いきつね』（のゆで時間）は5分でした。すみません」 ザック「ファイナルズ、デキルネ。ゼッタイ、ファイナルズ。ヘビー級チャンピオン。IWGPワールドヘビー級チャンピオンは、ヘビー級タッグリーグにマイトシ出るべきだ。マイトシ、毎回だ。これは年間でも最も重要なトーナメントのひとつだ。俺はこのトーナメントに出場することを選んだ。ひとつには、このハンサムな男と一緒に時を過ごしたいから。二つ目は、俺はこの会社が、この国が、この王座が大好きだからだ。俺が新日本プロレスをトップに引き戻してやる！　叫んでクソみたいに蹴飛ばしながらな！」 ゼイン「髪の毛が……」 田口「3敗…3つ。厳しい。厳しいけど、日に日にコンビネーションも良くなってるし、残り試合で全部勝って、いいところをアピールしたいと思います」 ゼイン「足りない。アイスパックが足りない。痛い、全身が痛い。肩、頭、背中、脚、どこもかしこも痛い、全身が痛いよ。だが最も痛いのは、0点、0点ということだ。タグチサン、ゼロポイントです。俺たちは勝たなければならない。勝たなければならない。食べなければならない。お腹が空いてきた。痛みが増すほど腹が減る。もっとお腹が空くんだ。俺たちは食べなければ。食べなくちゃいけない。次の対戦相手。次は誰だ？」 田口「翔太、本間」 ゼイン「ショータとホンマか。OK」 田口「（※手をひらひらさせるジェスチャーをして）本間……」 ゼイン「クレイジーなのか？」 田口「（※英語で）アァ、クレイジーだ。デンジャラス」 ゼイン「ヤツらはクレイジーなのかもしれないが、関係ない。全ての痛みが、聞いたこと全てが、俺をもっと空腹にさせる。だから次の試合では、ショータとホンマ、お前らを生きたまま食ってやる！」 ゼイン＆田口「（※合掌しながら声を合わせて）イタダキマス！」 ＜写真提供：新日本プロレス＞