【世界糖尿病デー】熊本は疑いのある人が全国平均より多い傾向 気をつけることは?
KKT熊本県民テレビ
11月14日は「世界糖尿病デー」です。糖尿病の予防と治療への啓発をするために、全国各地の建物などがライトアップされていて、熊本城も青くライトアップされています。
予備軍は全国で約1500万人といわれる糖尿病。糖尿病は治療せずに放っておくと、動脈硬化の進行を促して、脳卒中や心筋梗塞など死にいたる恐ろしい病気を引き起こすことがあります。 ちなみに「糖尿病」という病名ですが、「尿」の字を含む病名に抵抗感がある声などを受けて、日本糖尿病協会は「ダイアベティス」という病名への変更を検討しています。
一方で、熊本県内の40歳から74歳までの特定健診で空腹時の血糖などを調べたところ、男女ともに全ての年代、特に40歳~50歳代において、全国平均を大きく上回りました。つまり熊本は、糖尿病の疑いがある人が全国平均よりも多い傾向にあるんです。熊本県は、食生活の悪化や、運動量の少なさが背景にあるとしています。 この世界糖尿病デーで意識してほしいことを、日本糖尿病学会の糖尿病専門医で、くまもと内科クリニックの山本竜太院長に聞きました。
糖尿病は自覚症状が現れないことが多いのですが、進行すると ①喉が渇く ②たくさん飲む ③おしっこが近い ④体重が減った という症状が出ます。健康診断を年に1回は受けて、数値が引っかかったら内科をすぐに受診してほしいと呼びかけています。