来年のフレンチ・オープンで引退予定の38歳ガスケがツアーレベルで162日ぶりのマッチ勝利「すべてはここから始まった」 [モゼール・オープン/テニス]
来年のフレンチ・オープンで引退予定の38歳ガスケがツアーレベルで162日ぶりのマッチ勝利「すべてはここから始まった」 [モゼール・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、38歳のリシャール・ガスケ(フランス)がチアゴ・モンテーロ(ブラジル)に4-6 6-4 7-6(6)で逆転勝利をおさめた。 ~モゼール・オープンでマッチポイントを凌いだ末に初戦を突破した38歳のガスケ選手~ ワンブレークずつでセットを分け合ったあと第3セットはすべてサービスキープで進み、もつれ込んだタイブレークでガスケが5-6から最後の3ポイントを連取して2時間19分で競り勝った。 来年のフレンチ・オープンを最後に引退する意向を表明しているガスケは世界ランクを133位まで落としており、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している。 「ここでプレーすることは僕にとって重要だ。メスでプレーするのは最後になるから、いい結果を残したいと思っている」とガスケは試合後のオンコートインタビューで語った。 「僕にとって大きな勝利だ。すべてはここ(メス)から始まった。(18歳だった2004年に)ここで初めてATPツアーの決勝に進出したんだ。ここには素晴らしい思い出があるし、今日のプレーには本当に満足している」 ツアーレベルで5月のロラン・ギャロス以来162日ぶりとなる今季のマッチ4勝目を挙げたガスケは次のラウンドで、前日にワイルドカードを得て参戦したアロルド・マヨ(フランス)を6-3 6-1で破って勝ち上がった第8シードのアレックス・ミケルセン(アメリカ)と対戦する。 そのほかの試合では第7シードのヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、2022年大会チャンピオンのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、キャメロン・ノリー(イギリス)、予選勝者のカンタン・アリス(フランス)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のピエール ユーグ・エルベール(フランス)が2回戦に駒を進めた。 第6シードのペドロ・マルチネス(スペイン)はエルベールに3-6 6-3 6-7(4)で競り負け、初戦でシードダウンを喫した。 本戦は日曜日から始まっており、前日のシングルスではミケルセン以外にコランタン・ムーテ(フランス)が初戦を突破していた。
テニスマガジン編集部