危険なカーブ続く国道426号 福知山-豊岡結ぶ幹線道路の抜本改修求め同盟会が総会
京都府福知山市と兵庫県豊岡市を結ぶ国道426号の改修促進期成同盟会2024年度通常総会が、福知山市夜久野町額田の夜久野ふれあいプラザで5日に開かれた。沿線の行政関係者らが出席し、議案の承認などを行ったほか、該当区間の抜本的改修を求める要望書を府に提出した。 国道426号は豊岡市の国道178号と福知山市の国道9号を結ぶ全長約50キロの幹線道路。地域住民の生活を支えるほか、防災、物流、観光などを担う路線で、但馬への東の玄関口となっている。 総会では会長を務める福知山市長の代理で前川二郎副市長が「426号は周辺地域の経済活動の基盤となる路線で、災害に強い道路整備の観点からも重要な道路です。しかしながら、急カーブが続く見通しの悪い区間や歩道の無い区間が残り、住民の方々は長らく整備を待たれています。改修に向けてお力添えをお願いします」とあいさつ。24年度事業計画などを承認した。役員改定て豊岡市長と、福知山市長で会長、副会長を交代した。 総会後、426号内でも危険箇所が多い、小田-常願寺間の抜本的改修を求める要望書を府中丹土木事務所に提出。これに対し、土木事務所は「長年要望をいただいているのは認識しているが、該当区間は山と川に挟まれ、道路の拡幅には多大な費用が必要で実現性は低い。しかし、府としても地域の方々の安心・安全を守るため、道路の安全性を高める舗装工事やガードレールの設置などを引き続き行っていきたい」と応えた。 同日は通常総会に合わせて、メンバーをそのままに主要地方道但東夜久野線改修促進期成同盟会の通常総会も行った。