仏成長率、第2四半期は小幅に 5月に休日多く=中銀予想
[パリ 14日 ロイター] - フランス中央銀行は14日に公表した月例景況感調査(8500社対象)で、第2・四半期の経済成長は前期比で小幅になるとの予想を示した。 具体的な予想値は示さなかったが、第2・四半期は5月に休日が多いことと国民勘定の基準年変更を控えていることから、見通しが特に暗くなっていると指摘した。 第1・四半期の成長率は消費支出と企業投資の拡大に支えられて前期比0.2%だった。 中銀は声明で「4月はサービスの活動が拡大したほか、工業と建設部門が予想以上に伸びた」と指摘。第2・四半期は小売り活動、ビジネスサービス、情報・通信企業が成長をけん引するとの予想を示した。 一方、企業幹部らは、5月は休日が多いため、工業・建設部門の活動が鈍化し、サービス部門の活動は停滞すると予想していることが分かった。